-
バーチャルCFOサービス
グラントソントン・オーストラリアは、企業法、税務、 会計基準のあらゆる分野で重要なコンプライアンス 問題を管理できるようアドバイスを提供いたします。
-
ESGを含むサステナビリティ・レポート
特に環境、社会、ガバナンス (ESG) 要素に重点を置いた強力なサステナビリティ・レポート戦略を開発します。
-
ESG とサステナビリティに関するアドバイザリー
ESG とサステナビリティの状況が進化し続ける中、GTオーストラリアは ESG とサステナビリティが何を意味するのか、またそれがもたらす可能性のある機会と課題をお客様のビジネスが理解できるよう支援することに重点を置いています。
これらの予算は、主要セクターにわたる成長と開発の促進に対する各州政府の献身的な姿勢を示すだけでなく、連邦の助成金プログラムと、再生可能・クリーンエネルギーへの移行や、ソブリン能力を強化するための製造業など、国内の優先課題との整合性を強調しました。
2023年5月に発表された連邦予算や新たに法律により制定された国立再構築基金（NRF）に基づいて、州政府は、新興産業を支援するための助成金プログラムおよびインセンティブを積極的に強化しました。しかし、各州がそれぞれの予算環境や将来に焦点を当てた目標に対して異なった反応を示すように、各州の助成金の状況を認識することが重要です。
新興産業の成長を促進するため、オーストラリア全土の州政府は野心的な資金配分を進めています。一方で、各州間の財政状況の多様性は、提供される支援の規模や幅のばらつきをもたらしています。財政黒字の州は、新たなセクターを刺激するために積極的に助成金や支援システムを拡大していますが、例えばビクトリア州は大幅な赤字に直面しており、支援イニシアティブの範囲を狭め、高い目標を設定したアプローチを促しています。
従って、ビクトリア州で活動する企業や組織は、資金を確保するためにはより競争的な状況にあります。さらに、昨年の選挙以来、連邦政府のプログラムはオフラインになっており、ニューサウスウェールズ州のプログラムの包括的な見直しが進行中であることから、連邦政府のプログラムが再び利用可能になると、需要に牽引されて競争が激化することが予想されます。従って、優先セクターへの投資を計画している企業が、新たに発表された連邦政府のプログラムが公開された時点で、説得力のある申請書を準備するために、自らの助成金戦略を積極的に展開することがきわめて重要なのです。
オーストラリアの州の産業支援
西オーストラリア州（WA）
WAは2023～24年に33億豪ドルの黒字を達成する軌道に乗っています。気候変動に取り組むための新たな措置を発表したほか、産業計画への資金提供を継続しています。WA Jobs Planの下での焦点は、WA経済の多様化を図りつつ、長期的な雇用を創出することにあります。ハイテク製造、クリーンエネルギー、農業、観光、防衛における新たな雇用機会を推進しています。
- クリーンで、信頼性が高く、手頃な価格のエネルギーへの移行と、気候変動対策に向けた30億豪ドル。これには、電力グリッドを非炭素化し、州の石炭火力発電所を代替するために必要な重要なインフラに向けた事前割当資金が含まれる。
- クリティカル・ミネラルの発見を加速し、新しい蓄電池技術に使用される鉱物の需要を満たすのに役立たせるための40百万豪ドルのSustainable Geoscience 投資パッケージ。
- パースに追加の主要イベントやビジネスイベントを誘致するなど、観光イニシアティブに15百万豪ドルの追加資金を提供。
- 3年間で1億9500万豪ドルをコリー産業移行基金とコリー将来基金に投資し、コリー経済の石炭依存からの移行を支援。
- 3年間で２億７万豪ドルが引き続き2億8500万ドルの投資誘引基金の中に留まり、新エネルギー産業への投資を支援・誘引。
- イノベーションを推進し、起業家を育成・誘致し、雇用を創出し、商品化を目指す女性や先住民の創業者や企業にターゲットを絞った支援を提供するため、新産業基金のために2年間で910万豪ドルの事業拡大。
- 水素燃料輸送に2年間で1,000万豪ドルが追加され、WA再生可能水素戦略の更新を含む再生可能水素イニシアチブに2年間で300万豪ドルが追加。
- 西オーストラリア州での付加価値加工事業の拡大、多角化、移転を支援する農業、食品、飲料事業のための食品・飲料付加価値基金の先行試算で660万豪ドル。
- 追加的な産業開発には、国家復興基金などの主要イニシアティブを通じた連邦政府からの共通利用者インフラの誘致、州の高度製造能力の成長、地元の鉄鉱石貨車製造および風力タービン製造産業の発展、防衛および宇宙産業の発展、3つの新たな初期段階のベンチャーファンド(目的ベンチャーファンド、FundWAおよびQuokka Capital)の支援、航空復興基金の下での航空会社とのパートナーシップの開発、健康・医療ライフサイエンス産業戦略の実施などが含まれる。
ビクトリア州
ビクトリア州は、負債のバランスをとることに注力しています。予算は、パンデミック支援の縮小により、助成金経費が24年度を上回ると予測しています。的を絞った産業投資は、製造業を支援しつつ、雇用、技能訓練、観光誘致のインセンティブを支援することに重点が置かれています。
- クトリア州の戦略的製造能力の開発、拡大、維持を支援するグラントを提供する「製造業・産業ソブリン基金」を設立するために2年間で2,120万豪ドル。これには、ビクトリア州の企業が連邦の$150億ドル国家復興基金にアクセスするための支援も含まれる。
- 民間企業の研究開発投資を奨励し、連邦の既存の研究開発税優遇措置を補完するため、1,500万豪ドルの産業R&Dインフラ基金。
- 食品・飲料業界の生産者に3,100万豪ドルを返金し、生産者への助成プログラムを継続。さらに、ホスピタリティ従業員への奨学金、農場の安全・福祉プログラム、病害虫・雑草管理のための資金を提供。
- 民間セクターの資金を活用するために女性主導の新興企業を支援する「アリス・アンダーソン・ファンド」への500万豪ドルの追加資金。24年度には、30件の女性創設者設備投資を支援する予定。
- ビクトリア州の防衛・宇宙産業およびサプライチェーンを支援し、主要な防衛契約を確保するための、今後2年間で400万豪ドル。
- 世界で最も革新的な企業やプロジェクトを対象に、経済発展を支援し、高価値のビクトリア州の雇用を創出するための、国際投資誘致基金に2,000万豪ドルの追加資金を提供。
- ビクトリア州で生命を救う治療法を開発するために、医療研究に9億豪ドル超、成長し続けるmRNA産業を支援する1,200万豪ドル超の追加資金が提供。
- メジャー・イベント基金への2,300万豪ドルの拡大は、ビクトリア州のイベントのカレンダーを促進し、主要イベントのオーストラリアで最も望ましい場所としての地位を強化するもの。
- ロボットによるプロセスの自動化やデータ分析などの需要に応じたスキル開発のために、企業が従業員に補助金を提供する「ものづくりデジタルジョブ」プログラムなど、様々なスキルとトレーニングの支援を行っている。
- サイバーセキュリティ改革に関する3,470万豪ドル。サイバー防衛センターの新設を含む。
- 先端製造業、アグリフード、クリーン系税、デジタル技術、健康・ライフサイエンスの5つの将来を見据えた産業に追加投資と支援を提供する「2b Breakthroughビクトリア州基金」への支援を継続。24年度は15社/コンソーシアムの支援を予定。
北部準州
この予算は、インフラに21億豪ドルの支出を計上し、27年度までに黒字に戻る予定です。産業投資は、助成金の観点から、投資誘致、先進的な製造業、観光業に重点を置いています。
- 主要プロジェクトと民間セクター投資を促進するための投資領域を支援する2,410万豪ドル
- 水素産業の発展を加速させるために3年間で460万豪ドル。
- 遠隔地のコミュニティにクリーンで信頼できる電力を供給し続けるための再生可能な水素の試行を含む再生可能な遠隔発電プログラムに2年間で730万豪ドル。
- 地域事業者に資本へのアクセスを提供し、地域の雇用を創出する機会の拡大と創出を支援する「地方雇用基金」に対する支援を継続。これには、優先セクター協調助成金プログラムが含まれ、共通利用インフラ、サービス、またはデータを提供するために、最大100万豪ドルのマッチング資金が提供される。
- 北オーストラリア・インフラ・ファシリティに対する支援を継続。この州全体で小規模プロジェクトを提供しようとする企業に対する融資プログラムとして、連邦政府からの出資を受ける。融資プログラムの目的は、先住民族を含むインフラの拡大と経済的成果の改善。
- 中小製造業企業が成長するために、最大500千豪ドルのマッチング資金を提供する助成金プログラム「先進製造業生態系基金NT」に対する支援を継続。
- 循環経済プログラムに2年間で250万豪ドル、これには「トランスフォーメーション循環経済インフラ助成金」が含まれ、建設、食品、ガーデン、有機廃棄物の再利用に重点を置いたインフラ・プロジェクトに最大500千豪ドルの助成金が提供される。
- 訪問者の経験を向上させるために、テリトリー・オペレーターが最大100千豪ドルの資金を受け取ることができる、訪問者経験強化助成金プログラムの6回分(総額100万豪ドル)と、目的に応じた観光事業支援プログラムを継続するための220万豪ドルを含む観光支援
タスマニア
タスマニアの景気は、全国的にインフレ率が高まるにつれてを減速されています。保健、教育、道路・交通インフラにとどまらず、焦点は限られています。業界のサポートは控えめで、焦点を置いて設定されています。
- 農業イノベーション基金を通じたタスマニア農学研究所への2年間にわたる200万豪ドルによる農業研究、開発、拡張、教育の実施。
- マリナス(タスマニアとビクトリア州の間の電力・通信相互接続会社)、陸上および海洋の再生可能エネルギー開発、電池、州内の再エネ・ゾーンの実施を含む再エネ・アジェンダを提供するために2年間で375万豪ドル。
- タスマニア・アクティブ・インフラ助成金プログラムに500万豪ドル。これは、スポーツ・レクリエーション・セクターに、既存のスポーツ・レクリエーション・インフラを2年間にわたって新設、改良するための助成金。これは、タスマニア周辺のスポーツ施設を向上させるために、プロジェクト1件当たり最大500千豪ドルを提供。
- 既存の防衛戦略の刷新を含め、国家の防衛産業活動をさらに成長させることを目指すタスマニア防衛産業戦略を支援するため、500千豪ドル。防衛擁護派はまた、国の防衛産業市場への貢献を成長させるために、既存および将来の防衛産業ビジネスを支援。他の防衛支援には、エルファンストーン・グループが国際的な防衛インフラのために授与した500万豪ドルのグラントも含まれる。
- 小企業成長戦略助成金プログラムを支援するための425千豪ドル。
- 「貿易促進プログラム」を支援する390千豪ドル。
これらのイニシアチブへのアクセスに関する詳細な情報や支援(助成金戦略の策定や申請書準備など)については、ご連絡ください。